子どもたちが未来の自分に出会うきっかけを
子どもたちが未来の自分に出会うきっかけを――こどもみらいプロジェクトの始まり
「学校の勉強だけではない学びを、どのような形で子どもたちへ伝えていくのか」。この問いから始まったのが、こどもみらいプロジェクトです。学校や家庭だけでは得られない出会いと挑戦を通じて、子どもたちが新しい自分や未来の選択肢に出会うきっかけを届けるため、こどもみらいプロジェクト実行委員会は活動を進めています。
教育の現場から生まれた問い
委員長の山本訓生は、株式会社キャリアハイの代表取締役として、学習塾や通信制高校の運営、教材の出版・編集などに携わっています。岡山市東区で創業58年の塾を先代から受け継ぎ、2009年からは自社ブランド教材の出版や編集にも取り組むなど、長年にわたり教育の現場と向き合ってきました。
その中で山本が考えるようになったのが、時代の変化とともに、子どもたちへの教育のあり方にも変化が必要だということでした。学校で学ぶ勉強だけでなく、さまざまな人との出会いや、正解のないことへ挑戦する体験を、どのような形で子どもたちへ届けていくのか。こどもみらいプロジェクトには、1年以上前から構想がありました。
構想から「こどもみらいプロジェクト」へ
山本は「子どもたちに何かしたいと思っている大人はたくさんいるはず」と考え、まずコミュニティを立ち上げました。そして、そのつながりを子どもたちへ届ける方法として選んだのが、イベントという形です。
こうして、子どもたちが新しい自分や未来の選択肢と出会うきっかけを届ける「こどもみらいプロジェクト」が立ち上がりました。さまざまな分野のプロや地元の仲間と一緒に、ゼロから何かをつくり上げる体験を子どもたちへ届けること。それが、こどもみらいプロジェクト実行委員会の活動です。
子どもたちが未来の自分に出会うために
こどもみらいプロジェクトが目指しているのは、学校でも家でもない「第3の場所」で、子どもたちがいろいろな人と出会い、正解のない挑戦にワクワクしながら、この街で輝く未来の自分を見つけることです。
仲間と力を合わせ、一つのものをつくり上げる経験を通じて、子どもたちが自分の未来を自分で考え、自分の力で切り拓いていく。その力を育むきっかけを届け続けることを、私たちはミッションとしています。
第一弾として、参加型ミュージカルを
プロジェクトの第一弾として企画したのは、子どもたちがプロの俳優とともに舞台に立つ参加型ミュージカルです。その背景には、山本自身の舞台経験があります。
山本は大学生のとき、演劇に参加して初めて舞台に立ちました。当時はただ夢中で取り組んでいましたが、後から振り返ったとき、その経験が自分の将来に大きな影響を与えていたことに気づいたといいます。プロが製作に携わる舞台に立つことは、日常生活や学校生活ではなかなか得られない体験です。だからこそ、子どもたちにも舞台をつくる過程を通じて、これまで知らなかった自分と出会う機会を届けたいと考えました。
プロと仲間とつくる一つの舞台
第一弾となる次世代育成 子ども参加型ミュージカル「オズの魔法使いと夢の国」は、2027年3月22日、岡山市北区柳町の山陽新聞社さん太ホールで開催する予定です。舞台製作は、全国巡回公演や子ども参加型ミュージカルにも取り組んできた株式会社劇団フジが担当します。
出演する子どもキャストは、岡山県在住の小学生から高校生までを対象とし、先着30人を募集します。メインキャストは劇団の俳優が務め、子どもたちは歌やダンスを通じて舞台に参加します。本番までの約2か月間には、岡山市内で全10回のレッスンを予定しています。発声や舞台上でのコミュニケーションなど、基礎からプロの指導を受け、仲間と練習を重ねながら一つの作品をつくり上げていきます。
作品は、誰もが知る「オズの魔法使い」のその後を描き、ドロシーが新たな仲間とともに再びオズの国へ向かうロック・コミック・ミュージカルです。子どもたちに経験してほしいのは、演技の技術だけではありません。仲間と触れ合うこと、自分を信じること、そして力を合わせて舞台をつくるプロセスそのものです。
こどもみらいプロジェクトの挑戦は、まだ始まったばかりです。この街だからこそ生まれる挑戦の機会を広げ、子どもたちが自分らしい未来を描くための体験を、これからも届けていきます